会社からのいつもの帰り道。
ストリートミュージシャンが聴き覚えのある曲を弾き語っていた。
聞き覚えがある。でも、どこか違和感がある。


ヤイヤーイヤー
ヤイヤーイヤー


なんの曲だろうと考える。
とても聴き覚えのあるメロディなのは確かだ。


ヤイヤーイヤー
ヤイヤーイヤー


文字通りの発音で唄う。


ヤイヤーイヤーヤーヤー
ヤイヤーイヤーーーーヤー!


その悲鳴にも近い『ヤー』のシャウトで「あ!」と気づく。
Nirvanaの"Lithium"ではないかと。
ここの歌詞はyeahだから必ずしも間違ってはいないのだが、すべての"yeah"を『ヤーイ』とカタカナで書いた通りに発音するのはいかがなものかと。
『ヤー』や『イェー』などを原曲を聴きながら、使い分けて欲しいと思うのです。

そんなことを考えながら通り過ぎると、そのとなりではとても控えめにFishmansの"いかれたBaby"を弾き語っているストリートミュージシャンがいた。

月夜の晩のBaby いかれた君はBaby

UKからの逆輸入。THE HORRORSもお気に入りであるらしい棒人間というバンドを今日なんとなくTSUTAYAで借りた。コメントにサイケデリックロックと書いてあり、ふと以前にライブを観た自分には敷居が高かった割礼を思い出して、少しためらったけど、これは結構聴けるな。でも、好き嫌いがはっきりしそうなバンド。
Bo Ningen- Koroshitai Kimochi

もう二度とこれほどまでに夢中になるバンドはないだろうバンドだったR.E.M.が解散した。
朝の目覚ましがわりの友人のメールでその事実を知った訳だけど、この数年はあまり聴くこともなく、自分の心の音楽の中で重要な場所に居続けてはいても、すっかり影を潜めていたから、「そうか、解散したのか」ぐらいの気持ちでしかなかった。だけど、仕事を終えて夜になり、ふと、その事実が段々と現実味を増してきた。
音楽はもちろんその発言、存在、振る舞い全てに憧れ、影響を受けてきたバンドだった。The Beatles, Radiohead, Blur, Nirvana, oasis,くるりスーパーカー、SUNNY DAY SERVICEなど青春と共に過ごしたバンドは数あれど、彼らを越える存在は誰もいなかった。
大げさではなく、彼らがいなかったら今の自分はいなかっただろうな。
彼らの新しい音には出会えないけど、これからも今までの音楽や映像には触れることができるし、それだけでも十分じゃないかと思うことにする。

解散のメッセージにそれぞれの性格が表れていておもしろい。なかでも、ピーターバックの最後のコメントが彼らしく素敵なので引用します。


I know I will be seeing them in the future, just as I know I will be seeing everyone who has followed us and supported us through the years. Even if it's only in the vinyl aisle of your local record store, or standing at the back of the club: watching a group of 19 year olds trying to change the world.


僕にはわかってるんだ。これからもアイツらに会うだろうってことを。僕らを追いかけ、サポートしてくれたみんなも同じさ。それはキミの地元のレコード屋のアナログ盤コーナーかもしれないし、クラブの後ろに立って、19歳のバンドが世界を変えようとしているのを観ているときかもしれない。(自分なりの意訳)

インターネットの普及で急速に世界が変わっていることを日々感じる。
テレビ、新聞などの旧メディアと、インターネットを介したUSTREAMTwitterなどの個人が発する情報源とでの情報の差を実感する。なにが真実でなにが正しいのかは自分で判断しないといけない。旧メディアが時代遅れ、情報操作を行っている信じられないものとまでは断言思できないけど、隠されている、今まで隠されてきたであろう事実がきっと存在するであろうことは明らかになったと思う。
また個人の有り様を大きく変えたなとも思う。発信の選択肢が増えたため、そこで思想を語る人が増えた。今までは何かを発信するのは結構面倒なことだったのに。自分がブログを始めた6、7年前まではあまり周りにいなかったけど、今や多くの人がmixiの日記や、Twitterで何かしらの発信をしてるもんな。さらにその発信している個人が比較的に簡単に特定できる世の中。それに気づかずに不用意な発言をする人々。知らなければよかった事実を知ることもある。本人はネットで匿名、もしくは限られたコミュニティに向かって発言しているつもりが、想定していなかった人が知っていたり。ネットは決してバーチャルな世界ではなく、リアルな世界とも密接に関わっていて、そこは開放された世界なんだということを自戒の念を込めて、だらだらと書きつけておく。

最近は日本のインディーズで良い出会いがありました。

GOLDEN TIME

GOLDEN TIME

先日のサンセットライブのベストアクト。完全にフェスを味方につけてたなーと思う。それは本人も戸惑い照れてしまうぐらいだったのではと思う。初めて観たので普段からそういうステージングなのかわからないけど、リスナーの反応の良さに照れ隠しなMC、振る舞いだったように見えた。個人的にこれから大注目な存在です。ちなみに最近出たCDはほぼベストな選曲で、ライブで演奏した曲もほぼ収録されていますが、あの素晴らしいライブの半分ぐらいしか、良さが収められていないのが残念。次回に期待。
WORLD RECORD

WORLD RECORD

チェックしているブログのいくつかで取り上げられていたり、それ以外でも度々ネットで見かけていたCD。今の時点では聴き込めてはいないため、うまく表現できなけど、前半の数曲聴いただけでもかなり良い。評価が高いのもわかる。