もう二度とこれほどまでに夢中になるバンドはないだろうバンドだったR.E.M.が解散した。
朝の目覚ましがわりの友人のメールでその事実を知った訳だけど、この数年はあまり聴くこともなく、自分の心の音楽の中で重要な場所に居続けてはいても、すっかり影を潜めていたから、「そうか、解散したのか」ぐらいの気持ちでしかなかった。だけど、仕事を終えて夜になり、ふと、その事実が段々と現実味を増してきた。
音楽はもちろんその発言、存在、振る舞い全てに憧れ、影響を受けてきたバンドだった。The Beatles, Radiohead, Blur, Nirvana, oasis,くるりスーパーカー、SUNNY DAY SERVICEなど青春と共に過ごしたバンドは数あれど、彼らを越える存在は誰もいなかった。
大げさではなく、彼らがいなかったら今の自分はいなかっただろうな。
彼らの新しい音には出会えないけど、これからも今までの音楽や映像には触れることができるし、それだけでも十分じゃないかと思うことにする。

解散のメッセージにそれぞれの性格が表れていておもしろい。なかでも、ピーターバックの最後のコメントが彼らしく素敵なので引用します。


I know I will be seeing them in the future, just as I know I will be seeing everyone who has followed us and supported us through the years. Even if it's only in the vinyl aisle of your local record store, or standing at the back of the club: watching a group of 19 year olds trying to change the world.


僕にはわかってるんだ。これからもアイツらに会うだろうってことを。僕らを追いかけ、サポートしてくれたみんなも同じさ。それはキミの地元のレコード屋のアナログ盤コーナーかもしれないし、クラブの後ろに立って、19歳のバンドが世界を変えようとしているのを観ているときかもしれない。(自分なりの意訳)