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日々

昨日、学生時代の友人の結婚式のため、仙台に帰省する。ANAの仙台‐福岡便がなくなってしまい、JAL便の早割を取ることができずにいて、迷った挙句に、交通費が抑えられて、そこまで時間のかからない東京経由で移動することにした。

羽田空港の京急に警察官が数人いて、何だろうと思いながら、東京駅へと移動した。普段、新聞をほとんど読まないし、テレビも見ない自分には、それが洞爺湖サミットの影響であることに気づくのに時間がかかった。でも、さすがに車両の中、新幹線の中にも警察官がいたことには驚いた。居心地の良いものではないし、反対に監視社会みたいで、なんだか怖かった。

結婚式は感慨深く素晴らしいものだった。だけど、青春とは心の若さであると思いながらも、自分の中で少しづつ何かの終わりの季節が近づいている気がした。全ては変わっていく。そんなことに、改めて気づかされる。式の三次会では、友人と二人でバーへ。いろいろな話をした。でも、途中から頭が痛くて、うろ覚えだけど。

今日の仙台駅では新幹線ホームで外国人のバックパッカーを数人見かける。以前より、明らかに外国人が日本に来ているなと思う。以前、川崎に出張した時もコンビニで中東の店員がバイトしていたし、今も近所のコンビニはほとんど中国人のバイトだ。ヨーロッパでは、日本文化が、今、注目されているのは事実なんだろうと実感する。そして、アジアにとっては、やはり日本という国は学びにくるのに、働いてお金を得るのには魅力的なアジアの大国なのだろう。

そして、その事実に日本人は気づいているのかな？

そんな光景を見て思うことは、これからの日本はそれこそヨーロッパのようになって行くと思う。もっと、アジアから労働力が流れ込んでくると思う。そして、至る所で、外国人と接していくことになると思う。そうなっていった時に、今のようなことではダメだと思う。あえて強く言うと、日本人は白人には弱くて、アジア人には強いということ、もしくは、気づかないふりをして、接点を持たないようにしている日本人が多くいるということ。僕には大半の日本人（特に僕より上の世代）にそういう感じがしてしまってならない。だから、海外を旅したほうがいいと思う。

でも、ワイドショーでやっていたけど、今の若者（特に男性）は海外に行かないらしい。むしろ、行きたくないとさえ思っているそうだ。バブル世代の成金、ショッピング＆グルメもウンザリだけど、今の若者は、本当に大丈夫なのかと思ってしまう。もちろんそれが今の若者の全てじゃないことも承知しているつもりだけれど。反対に、会社の上司とかが中国に出張とかよく行くけど、話を聞くと、なんだか嫌な気分になる。一人じゃ、怖くて何もできないのに、金をばら撒いて、偉そうにしているような気がするから。それはむしろ海外に行っても逆効果だ。

ベトナム人の友人も言っていた。日本人は、生きていくのに苦労しているわけではないのだから、もっと海外を旅して世界をみたほうがいいと。社会人になって、運良く上海に出張し、地下鉄で通勤したりして、そこで一ヶ月ながらも暮らす経験があって、本当に良かったと思う。おかげで、それからイギリス、フランス、ベトナム、台湾なんかに一人で行ったりした。不自由だったり、いろいろと大変だったりもするけど、人の優しさにも触れられる。日本人も、外国人もなにも変わらないことに気づかされる。

そして、もうひとつ思うこと。今、福岡に住んでいて、それなりに多くの人と接してきて、九州人の郷土愛の強さ（ときには面倒なぐらい）を感じてきた。東北人の僕には、羨ましかった。だけど、ここ最近、東北の友人達と会話をすると、なんだか意外と変わらなかったりする。東北人は方言もあまり喋らないし、どちらかというとコンプレックスが強いと思っていたけど、実はそうでもないみたいだ。そして、本人達が意識しているかわからないけど、それぞれそんな郷土愛が時々他の地域の否定、見下しに聞えることがある。つまりは、その地域、地方から出ていないとそうなるのかなと思う。

僕は東北で育ち、今は福岡で暮らしている（自然な成り行きだけど）。どちらも、好きな街だし、素晴らしいところがあり、それぞれの良さがあるのを知っているつもりだ。最初は縁もゆかりもない福岡で暮らすことになって、とても不安だったけれど、今となってはとても良かったと思う。離れて地元の良いところ、魅力がとてもわかった気がするし、まだまだなところも客観的に気づかされたりもした。

海外も日本も同じこと。せっかくならいろいろなことを見て、暮らして、経験したほうが良い。最近のサッカーの中田英寿（職業旅人）の言いたこともわかるな。

脈絡がありそうで全然ない文章になってしまったけど、日本のいろんな地域、世界中のいろんろな場所を旅したい。実際に体験したい。触れてみたい。それが僕が旅に出る理由。

と、恰好をつけて締めてみたものの、相当長々書いたな〜。今回は少しだけ真面目に考えたことなどを書いてみました。