ここで書くべきではないのかもしれない。何故なら己のイメージが崩れてしまうからである。いや、イメージなんてものは単なる虚構であり、そもそもネット自体が虚構なのであり、つまり虚構×虚構で現実となる。以上、小難しそうでありながら全然たいしたことない戯言を書きましたが、この13日の金曜日にパスポートのいらないフィリピンに連行されました。まさにミステーリーゾーン。私はパンクスな以前に社会人という呪縛から逃げられないわけで、ホステスのいる店にもたまに連れて行かれることがあるのです。基本的にその様な場所は私にアウェーなのですが、さらに異国情緒溢れる場所であり、更にアウェーな訳です。つまり、今回の戦場はアウェー×アウェーでホーム。あぁ、違う。そういうことが言いたいわけじゃない。結局、どうだったかと言うと日本人のとこよりは面白い。正直、なかなか美人さん揃いである。さらに片言の日本語。私もなんだか最近の上海での日々を思い出し、相手が日本語使えるのに英語の練習をしてみたりする。しかし、フィリピン人ホステスは日本語、フィリピン語、英語を巧みに使えるからすごい。果たして、日本人でそこまでできるだろうか?つまり、日本人の女性で異国の地に旅立ち、ホステスやホストでやってやるぜ!という気概のあるものはいるのだろうか?いないだろうな、日本は裕福だから。話がズレたけど、結局のところ連行されたから割り切ってそれなりに楽しもうとした。

『八月』
ANXIETY

ANXIETY

『浮躁 Anxiety』
The Beatles 1967-1970

The Beatles 1967-1970

『Let It Be』
この脈絡のない曲の並びが何を意味するかわかるだろうか?そうフィリピンでホステスに私が聴かせた曲である。何故その様なことになったかというと、一人のホステスがiPodを自慢し始めたので、俺も持ってますぜといった感じでカバンから取り出したら、私の隣のホステスが興味を持って聴いてみたいということになり、まぁそういうときによくあるお勧めなんですか?という流れになり、酔っていて考えるのが面倒くさいことと、どうせ頑張って考えても「イイデスネ」とか言うのだろうという思いがあり、パッと目に飛び込んだ『Let It Be』を聴かせたのである。そうしたら、「ニホンゴノキョクハナニカアリマスカ?」ということになり、アジアではスローでバラードっぽいの曲が人気がある(中国ではそんな感じ)という先入観のもと、なんとなく『八月』を聴かせた訳である。今、思うとかなりイタイ奴だ。フィリピンパブでホステスに七尾旅人の『八月』を聴かせる自分。相当、イタイ。イタイ×イタイでかゆいぐらいである。その後、なぜかフェィウォンで締める。結局、これ以外ほとんど覚えてないし、ろくな会話もできていない気がする。フィリピンで何をやっていたんだ俺は?と途方に暮れながら、夏の甲子園地方大会2回戦でコールド負けを喰らった気分ってきっとこんな感じなのだろうと考えながら、深夜4時に帰宅するのでありました。