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ラグ・タイム

ラグ・タイム

おおはた雄一を購入しました。先月は2日続けてライブを観て、なんだか気になってしまったのです。

ライブは弾き語りスタイルですが、音源はほどよく他の楽器が入っていてアコースティックで静かに、メロウに、流れていく感じが素晴らしいです。メチャメチャギターうまいのにテクに偏った演奏ではなく曲調に相応しいところが、なおさら良いです。

曲のタイトルも『不思議なくらい』『おだやかな暮らし』『あの娘の居場所』など個人的に惹かれてしまうセンスで、歌詞においても同じ。歌声もよいです。癒しな感じもしなくもないけど、その辺とは一線をなす穏やかなメランコリー。

あの娘の後を追って、どんづまりの日々の向こうに居場所を見つけだして、おだやかに暮らしたいと思わせるアルバム。

曽我部氏が「疲れたOLが家に帰って聴きたくなる音楽」みたいなことを言っていました。疲れたOLではないですが、この季節に相応しい。