music

結局のところ、音楽を聴くうえで重要なポイントとして初期衝動というものが自分にとって重要な要素であることに気づいた。そして、その衝動というものは痛々しくも清々しい気分に自分を連れていってくれるものであると。

それは何かといえば、サンボマスターは1stは完璧で2ndはそれほどでもなく、Art-Schoolも『Requiem For Innocence』が一番好きであるということ。Number Girlスーパーカー中村一義アジカン然り。Weezerだって、Ashだって、Fountains Of Wayneだって、The Strokesだって・・・別にその衝動を持つには1stに限ったことではなく、2ndや3rdアルバムのときもある。つまり、時代を味方につけた瞬間ってやつだ(Green DaySmashing PumpkinsNirvanaなんかはそうだと思う)勿論、それだけではなく音楽的、詩的な成熟も重要ではあると思う(Fishmansはその良い例かもしれない)でも、どうしても時代を切り取ったその瞬間のアルバムに潜むマジックにヤラレてしまう。演奏面、作曲面ともに荒削りだとか、どこかで聴いたフレーズだとか、そんなことは関係なしに、宿るところにはその衝動という名のマジックは宿り、いつまでも自分を夢中にさせるのです。だからこそ、新しいバンド、新しいアルバムそのマジックを持ったバンド探しに夢中になってしまうのです。そして痛みを伴ったドキドキとワクワクした気分をいつまでも体験して、探し続けたいのです。