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ハイ・フィデリティ (新潮文庫)

ハイ・フィデリティ (新潮文庫)

最近はこの本を読み直しています。音楽オタクのダメ30代の話。音楽オタクなら非常に楽しめるネタ満載で最高です。自分もこんな人間になりそうです。というか、なっている?
ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]

ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]

もう一度、映画のほうも観たくてDVDも購入しました。この映画は随所にいろんな音楽がかかっていて、とても好きな映画です。バリー役のジャックブラックもハマリ役で面白い。
以下、ちょっと本文から抜粋しているので、見たくない人は見ないで下さい。結末がわかるようなことは書いていませんが。
『ぼくはみじめな男だったから音楽を聞いていたのだろうか。それとも、音楽を聞いていたからみじめだったのだろうか。レコードがぼくをメランコリックにしてしまったのだろうか。』

『ロマンティックな言いかたをさせてもらえば、ぼくの知っているなかで最も不幸な人々とは、ポップミュージックが何より好きな人々だ。ポップミュージックが不幸の源であるのかどうかは、わからない。しかし、彼らが不幸な人生を生きてきた時間よりずっと長いあいだ、悲しい歌を聞いてきたということだけは、ぼくにもわかっている。』

内容とは関係ないこの一節に激しくヤラレました。