日々

目が覚める。午前11時、遅い目覚めだ。たまの休日だが特に予定もない。昼間の冷房の効いた部屋の中でコーヒーを飲みながら

レンゲ畑の側に住んでた
日曜の朝は漂白されていた
僕はもっと思慮深かったらよかった
今もいつも落ち着きがない

と歌う男性の声を聴いていた。することもなにもなく、ただなんとなく聴いていた。やがて眠りについていた。
夕方に目が覚める。外へ出る。相変わらずの行き先に、相変わらずのものたち。ブコウスキーゴダールジャームッシュの作品を手に取る。帰りにラグとクッションを購入する。これで少しは部屋も居心地が良くなるだろう。世界は夏を満喫している。

【注意】本文章はフィクションです。