原点回帰

昨夜の後遺症もなく、朝すっきり目が覚める。久々に掃除して、洗濯して、昼飯つくって、午後、ブラブラ天神へ。夜は以前仕事を一緒にやっていた人と飲みに行く。いやー、久々にまともな休日。そんな感じ。

パール・ジャム

パール・ジャム

期待せずに試聴したら、なんだーこれは!このテンションは!とにかく、ひたすらアッパー。コードかき鳴らすだけで突き進む。先行シングルのWorld Wide SuicideはU2のVertigoであり、R.E.M.のBad Dayのようなものでしょう。結構、評論家ウケもいいようで。ここ最近の2,3作は購入していませんでしたが、今回は久々に買ってしまいましたよ。

個人的な話をするとVitalogyで夢中になったときを思い出すぐらい良い仕上がりです。高校1年から3年ぐらいまではNirvanaよりも実は夢中で大好きなバンドだったのです。エディの生真面目さが、今より優等生な感じだった自分にとっては共感するところでした。彼らは一時期の自分にとってアイドルであって(シングルもこの頃集めてました)、人生初めて体験したライブも彼らでした。ライブの次の日、『耳がなんかやばい、このまま難聴になってしまうのか!』というライブに行き慣れてない人が陥る不安感を体験させてくれたのも彼らです。音が大きすぎて、ライブ初体験の自分は何がなんだかわからず2時間半が過ぎていったことぐらいしか思い出せない。といいつつも、ライブの1曲目がOceansでゆっくり始まったのは未だに覚えていますが。あと、Neil Youngのヘイヘイマイマイかロッキンフリーワールドのどっちかをカバーしてたらしいんだよな。その頃は両曲とも知らないから、聴いたことない曲だなぐらいしか覚えてないけど。しかし高校卒業する頃になると、自分はほかにも好きなバンドが増え、それにあわせるように彼らもなんかパッとしなくなっていくのでした。

しかし、彼らは大復活しましたよ。World Wide Suicideはイントロのドラムからカッコいい。イントロでさりげなく入るギターのテロテロテロテロって音がなんか笑える。明らかにPearl Jamになかった力強くも軽やかなリズム。ヴォーカルもカッコ良すぎ。レッチリの新作が過去のパワーを取り戻せないことを理解した上での枯れたアルバム(でも良い作品)であることに対し、Pearl JamはリポD飲んでファイト一発ぐらいのテンション。先日いろいろと書きましたが、それ撤回。また彼らの時代がきましたよ。現にシングルはWho You Are以来のモダンロックチャートNo.1獲得でアルバムも初登場No.2獲得。World Wide Suicideはオフィシャルサイトで配信したら5日間で25万ダウンロード。1日に5万人。常に35人/分がダウンロードしている状態ってことです。きっとサーバの負荷が凄かったことでしょう。さらにWorld Wide Suicideは1週間で全米ラジオ局で3000回オンエアという全米がいくら広いといってもやりすぎだろうという数字。今回のレッチリとどちらが好きかといえば、一概に比較はできないけどPearl Jamのほうが好きかな。今のPearl JamをFUJIで観たい。今からでも遅くないから呼んでくれ。

<ライナーから今作の勢いを象徴する言葉をいくつかピックアップ>
キングス・オブ・レオンの面々は「あんた、20歳みたいに歌ってるよ!」と感嘆の声をあげたらしい
・ストーンとマイクが初のツインリードを披露(ジューダスプリーストへのオマージュらしい)

Feederのベストとか買ったけど、それについてはまた今度。