ビジネス書というものにはほとんど興味のない自分でしたが、社会人になり、そういうのも試しに何冊か読んだりしています。特に最近は以前より人にそういう本を薦められる機会があって、よりいっそう読んでみたりしています。で、本屋のそういうコーナーに行くと、「〜しなさい」というしなさい系タイトルの本が結構売られています。何冊か有名どころは読んだのですが、もう最近はそのタイトルだけで、興味が失せてしまいます。そんな命令系で言われてもさという気分。もともとビジネス書、自己啓発本というものにあまり興味がなく(それなりに少しは読んだりしていますが)、ひねくれた性格のせいなのでしょう、そういう言葉が最近目について仕方がない。
あと、速読で10分で1冊を読むとかそういう類の本もどうなのかと思ってしまう。読書ってそういうもんじゃないでしょとか思ったり。
そんなことを考えると、実は社会人になってそういうビジネス書を薦める人たちって、こういっては失礼だけど、読書習慣がなくてがビジネス書を読むようになるまで本をあまり読まなかった人が多かったりする。自分もドストエフスキーなんかは読んだことがなく偉そうなことも言えないけど、芥川、漱石、太宰のどれかすらほとんど読んだことないというのはどうかと。そういう人に限って、小説とかをドラッカーなんかの本より下にみてる感じがあるんだよね。
ビジネス書を否定する訳ではないけど、なんかビジネス書しか読まない人含め、そういうのって微妙だなと思う今日この頃。