最近はちょっと読書ペースが落ち気味です。さらに複数の本を同時進行しているので、なかなか読み終わらず。

シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)

シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)

小説仕立でいろいろな哲学者の言葉を解説してくれる本。著者のひとりで哲学者の言葉を解説している竹内薫氏は『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』を書いた人。以前、その99.9%を読んだことがあって(確か、そこそこ売れた本だった気がする)、新書にしては面白かったなと思えたこともあり、読んでみている。もう後半に差し掛かってきたけど、なかなか面白い。この本を読んで哲学をわかったつもりはないけど、これからちょっと読んでみたい本が増えた。あと、小説部分は、竹内薫氏の実の妹である竹内さなみさんで、本業は翻訳家みたいなんだけど、結構、好きな感じの文章なので翻訳した本を読んでみたいと思ってAmazonで調べたら、翻訳した本はほとんど絶版みたい。興味ある本もあったのだけれど。同時進行の本。こちらも後半戦に突入。偶然にも入った本屋で、決して新しい訳でもないのに平積みされており、なんとなく購入。そこそこ売れ続けている本ではあるみたい。所謂、ビジネス本の一貫で購入して読んでいるのだけれど、この本もその手の本にしては(自分はあまりその手の本を読んでも「ふーん」としか思わない。でも、定期的に何かがあるかもしれないと思い読んでいたりもする。矛盾しているな。)、なかなか良い本だと思った。本のテーマは、ステレオタイプな物の見方にとらわれず、いろいろな視点から物事を考えようということなのだろうけど、東大で教鞭をとっているだけあり、その実践方法などをわかりやすく説明している。最近、本屋で見つけて購入し、さくっと読み終えた。最近、映画化もされた「ダーリンは外国人」が実家にあって、結構、好きだったこともあり、読んでみることに。絵も多く、文章も短いので簡単に読めてしまうけれど、なかなか良い本だなと思った。「ダーリンは…」って、のほほんとした雰囲気の中で、難しい言葉を使ったり、カッコつけたりせずに、さらりと素敵なことが書いてあって、そういうところが好きなのだけれど、その部分がより表に出たといった感じ。トニーさんのような文章や考え方は好きだ。ちなみに音楽フォトグラファー兼音楽ライターでもある久保憲司ことクボケンさんも、やさしい言葉でさらりと素敵な言葉があってカッコいいんだよな。どちらも色々な経験に裏付けされていて、そんなところも好き。